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zoom RSS 遺産整理受任と金融機関の対応

<<   作成日時 : 2015/03/10 20:31   >>

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遺産整理業務を代行する場合に金融機関の対応がまちまちな面があり、遺産分割協議書に遺産整理受任者を記載していても、それだけでは不十分で、相続人の追加資料を求められるケースがあります。

銀行はメガバンク、地銀、信金、農協等の遺産整理受任者への対応はほぼ統一されているように感じています。但し、各相続人へ振込が出来る場合と、一括して代表相続人や遺産整理受任者に送金する場合とに別れ、夫々、事務処理は違いがあり、送金までの期間もまちまちですので、その違いにつき、各相続人に説明しておいた方が無難と思います。

また、金融機関の窓口も不慣れな面があり、本社の専門部署に連絡を取りながら、妥当な相続手続依頼書の記載方法を協議することが多く、時間も必要になりますが、それはどこも一緒ですから、今はやむを得ないと思っています。

本日、地方を拠点とした証券会社の相続手続きのため当該支店を訪問しました。
大手証券は遺産整理受任者の私が出向き、遺産分割協議書、戸籍謄本等必要書類を提出し、証券会社所定の書類に署名捺印すると相続手続はその場で受理され、一定の期間の後、被相続人の資産が相続人の口座に移管されます。

証券会社の場合、特定口座という特殊な口座で、株式等の取得価格と売却価格のデータに基づくキャピタルゲインの源泉徴収を行うため、利子だけ源泉徴収する銀行預金の解約手続にように簡単に済まない面があります。また、証券会社の金融商品は元本保証がないものが多く、証券会社から投資家へ商品説明義務もあります。銀行が扱う投資信託も同様のことがあり、若干、銀行の対応面で違いがみられる現状です。

本日の地方証券会社は、相続移管依頼書という大手証券の相続手続依頼書に匹敵する書類には、相続人の署名捺印がないと相続手続開始の申請が受理できない、つまり、その移管依頼書がないと相続の事実は知っていても手続きはしません、という回答でした。

当該支店は、相続手続に不慣れな面があり本社コンプラ部署と連絡を取りながら対応してくれたのですが、他社の話をしても遺産整理受任者の代行を認めてくれません。日本証券業協会の見解に従って対応しているとのことでした。

事務所に戻った後、証券業協会(HPには電話問合せ先の記載がありません)から委託を受けている証券・金融商品あっせん相談センターに電話し、事情を説明しました。担当者の話だと、事務手続上の実務面や内部規定については各証券会社の運用になるとのことでした。但し、対応がまちまちだし、時間がかかり過ぎる等の相談も増えている様な話でした。

よって、直接、その証券会社のお客様相談室に電話するしかありません。しかし、お客様相談室の結論は本社コンプラ部署に確認をとり、その指示を受けた内容を繰り返すのみでした。他社のことは判りませんと意見を聞く余裕もありません。状況説明、回答、再回答と3度の数分の話しかしていないのに、5時を過ぎるや否や所定時間を超えると機械?が止まってしまうので電話を切らせてもらいますとのこと。こちらの質問に答えず、最後に、名前を聞くと、やっと一言名乗り、電話は一方的にガチャンと切られてしまいました。お客様相談室がトラブルメーカーになってはダメでしょう。

蛇足ながら、近年、リスク管理部やコンプラ部署は社長直轄の組織としての発言力が高まっています。それ自体は評価してもいいのですが、広く社会常識や業界・業務知識に精通し社内外の情報に関心が高い人材が集まっていないと社内コンプラ(村社会の掟)だけが蔓延る弊害を生む組織を私は沢山見て来ました。この証券会社もそうした匂いがしました。

証券会社は被相続人の資産が、同じ証券会社にある、または、新規開設された口座へ一旦移されますので、証券会社の保有財産は留保される仕組みになっています。しかし、銀行の場合は相続人が移行させる口座を同じ銀行に持っていないときは預金残高が全額他行に流れます。高齢者の高額な金融商品が彷徨う時代ですから、相続手続きの丁寧かつ迅速な対応と体制作りは金融業界の喫緊の課題だと思うのですが・・・。以前も触れましたが、金融機関がお客様から預っている預貯金や証券等の金融商品に関しては、お客様が債権者であり、金融機関は債務者なのです。


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内 容 ニックネーム/日時
大変勉強になりました。
ありがとうございます。
かばちゃん
2015/03/11 07:36

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