行政書士の役割と期待または希望

行政書士の仕事は(官公署、権利義務、事実証明)に関する書類の作成とその代理、相談業務で、殆どの教科書にはそれが書かれています。また代理権と相談業務の条文化に相当のマンパワーと歳月が必要だったと聞いています。しかし、これからの行政書士はこれを一里塚とし「終わりし道の標べ」として進むことが出来るか否かが大きな分かれ道になるような気がします。

誤解されても仕方ない前提で申し上げますが、組織人を大雑把に分けると「企画」と「事務」になります。「企画」は想像、構想、実現、統率、調整等の能力が必要であり、「事務」は実践、実務、忍耐、従順の力がないと務まらないでしょう。そうした中で、行政書士は代書の昔から、民衆の代書屋であり、かつ統制推進の実務遂行者であったのかもしれません。

行政書士は「企画」なのか「事務」なのか、どちらなのでしょう? 

現在のネット社会において、国民の興味、欲求、行動等に関する情報需要は、士業等のノウハウやスキルを拝借し、直接、官公署に申請できる時代になってしまいました。当然、士業はプロとして経験による知識(ナレッジ)が豊富ですから、相談すればするだけ正比例の情報を提供できる筈ですが、こと申請手続事務に限れば、ナレッジはパソコンソフトが相当カバーしてくれるようになって来たようです。

事実、将棋ソウトは頭書はアマ初段レベルでしたが、今ではプロの名人経験者を打ち負かすまでに進化しました。

そうしたコンピューター・ネット社会で行政書士や士業は何を期待され、果たすべきなのでしょうか?
色々な解があり、正解か間違いか、判りません。マーケティングですから。

しかし、今、思っていることは、クライアントである経営者や個人の孤独を想いやり、方向を示すことではないか、ということです。クライアントニーズを吸収し、コンプライアンスを含めた事業継続をモニタリングしながら、クライアントをサポートすることだと思います。安部公房の「終わりし道の標べに」です。クライアントニーズは終わった所からまた始まっているのでしょうから・・・。

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