相続では推定相続人を探さざるを得ない

2014/12/28 夜、依頼人の会いたい人を探すテレビ番組が放映されていました。親の離婚や養子縁組で別れた実母や兄弟を探す特集で、色々な事情でいき別れ、永くわだかまった感情や再会への気持ちの整理がつかず苦しまれて来たことが視聴者にも察しがつき感動を与える構成になっています。

私は、相続や遺産整理等の仕事をしていますので、戸籍関係を調べることが定石で、戸籍から親子関係・夫婦関係等が引き裂かれた過去が表れ、その人の心の奥にある哀しみを垣間見たりします。

しかし、この種の調査は、調査会社に頼まずとも自分で戸籍調査を行えば比較的簡単に「探し人」は見つかります。事実、遺産相続の推定相続人は戸籍を追跡すれば凡そは見つかります。要は、探す意思の有無がポイントになります。

そして、高齢化、離婚比率が高い現代社会において、いずれ、相続権、贈与、或いは扶養義務等の民事問題にも発展するため、こうした経験がある当事者はいつまでも放置、先送りすることは好ましくありません。現代は、何らかの解決策を準備すべきことを求めている時代です。

ヒューマン・ドキュメンタリーから争族問題に連想が行くことをテレビ製作者は厭がっているのでしょうが、戸籍の記載地に行っても場所を特定するのは不可能なケースが多いし、その後は、お決まりの「調査会社」からの報告。まして直近に親族の相続が発生しているケースでは、戸籍集めは不可欠ですから後日なぜわざわざテレビ局に調査依頼をし審査を受けなければならないのか。これも現実なのでしょうが、無駄なコストがをかけた割には社会的な指摘が希薄な、残念な番組でした。


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