ネットバンクの相続手続対応

ネットバンク口座の相続手続が今後、増えてくると大変です。

現在、ネットバンクは約15社、各社特徴があり、店舗があるネットバンクもあり、消費者ローンや住宅ローン融資も行う与信審査に強いところもあります。一方、定期預金、外貨預金、投資信託等の商品も色々と増加し、普通銀行との線引きが難しく、どこまでがネットバンクなのか分かりにくくなってきました・。

被相続人がネットバンクに口座を開設している場合の相続手続きについてですが、ネットバンクはカードのみが発行されているだけで、預金通帳や取引明細も書面として目に触れるものが存在していません。そうしたとき、相続人がインターネットに接続できなかったり、パスワードや暗証番号を知らされていないと、口座の存在に気づかないことも想定されます。かつ、銀行の免許をネットバンクは取得しているため、相続手続きも一般銀行と同様に面倒です。

加えて、ネットバンクの相続手続は通常店舗がないので、相続届けや戸籍関係、印鑑証明書等を専門部署に郵送することになり、時間かつ事務面のロスが発生します。また、事前に相続人から申請を提出しないと残高も教えてもらえません。どこに電話したらいいのかもわかりません。0120電話なので暗証番号がないと窓口にもつながりませんから、銀行員と話しすることも簡単にはできない始末です。

普通銀行のカードを配偶者等が代行使用することを黙認している現状と比べると、ネットバンクはセキュリティがしっかりしていることになります(笑) しかしながら、それは健康に生きている利用者の話。何も知らされずに残された遺族の業務負荷は大変です。また、口座が発見されなければ今後どうなるのでしょう?遺産分割協議後に口座が発見されたり、この口座を含めると相続税が発生するケースも想定されます。

インターネットになれた世代も被相続人になりつつありますので、利用者側も迅速な承継に向けた予防策を想定した、実務的な対応策を検討し、かつ、口座開設時に注意喚起すべきと感じた次第です。

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