離婚と相続の行政書士 No.2

今年も、ストーカー殺人や離婚調停中での親子無理心中等の悲惨な事件が起きました。男女関係のもつれ、親子喧嘩は日常茶飯事で、どの家庭に起きても不思議ではないかもしれませんが、固定電話しかなかったときと比べ、今の若者世代は携帯電話やインターネット、フェイスブック等のSNSで、色々な出会いがあり、色々なつながりを方をしています。そして、文字(絵文字)だけのバーチャルな付き合いだけで現実での交流がないケースが増えています。

また、女性の進学率が高まり社会進出も増え、男社会を打破し女性を登用することが文明先進国である印象があります。特にマーケティングは女性中心に展開されて来ました。昔、競馬場で馬券を買うのは男性ばかりでした。しかしJRAはレディーズディを設け女性の入場券を無料にしました。女性が来場すれば、黙ってても男性は一緒に着いてきますから、売上拡大になりました。また、ビールやアルコールの宣伝も女性ばかりになりました。女子会も多いようです。女性が家計を握っているからでしょう。確かに、妻の発言力、そして妻が監護教育する子どもの影響力は昭和と比べ各段と高まった気がします。

福岡のバンドグループ「チューリップ」の財津和夫氏が歌っていた『わがままは男の罪 それを許さないのは女の罪 若かった 何もかもが・・・』。昔は世間の波に揉まれながら大人になっていくことで、男女関係や家庭生活を維持しようとしてきたのでしょう。しかし、最近は、男性は「わがまま」を言い続けることが難しい時代になってきた一方、女性は「許さない」「我慢しない」傾向が強くなっているような気もします。

ところが、離婚相談やその後の生活に関する相談では圧倒的に女性が弱者になっています。女性は出産・育児のハンディがあるので企業は女性の雇用は消極的です。寿退職勧奨やマタニティ・ハラスメントは黙認される社会です。それを乗り越えられても、女性がシングルマザーとなり子育てをするのは大変です。但し、離婚しても親子の縁が切れるわけではありませんので、子どもの成長に必要な養育費は必ず支払ってもらいたいし、将来は養育費が給与天引きされたり、(国家が立替し)納税通知書のように送付されてくることを願っています。

養育費以外にも、離婚理由に暴力・暴言等のドメステックバイオレンスが結構あります。女性は傷付けられた事に対する記憶というか怨念というものが男性よりも数倍強くあり、忘れることがありません。夫婦喧嘩すると昔の恨みごとが次から次に「たて板に水」の如く出て来ます。男は理屈で戦うことは出来ても感情のぶつけ合いは弱く、直ぐ力でねじ伏せようとします。この結果、女性のDV被害者意識は恐怖体験として蓄積されるのでしょう。

実際、DV被害による離婚相談でも、相手方(加害者)の言い分は随分違っているケースもありました。しかし、昨今のDV被害が病的であったり精神異常も窺えるため、軽視できないのが現実です。

私は、男女間、夫婦間のボタンの掛け違いがあっても、早い時期に理解い合えれば修復でき、放置すればその溝が増幅される気がします。特に、メール交換したり、つぶやいたりして、情報交流しているバーチャルな世界やインターネットだけに身を置くと、自分が欲しい情報しか集まらず、本当の相手の気質や感情を見落としかねないと思います。リアルに相手の目を見ながら意思疎通を図らないと溝の増幅する気がします。

そして、離婚問題解決を手掛ける行政書士は、相談者の目を見つめながら、シングルマザーの生活自立やDV等の被害防止、将来の老後問題にも想像力を働かせ、リスクヘッジに向け行動に移すことや、かつ、離婚後の協議内容がきちんと履行されているかモニタリングすることも大事になると思います。

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