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zoom RSS アニメ 「風立ちぬ」のメッセージ

<<   作成日時 : 2013/08/06 00:42   >>

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映画館でチケットを購入したとき渡されるカードに「映画をご覧になったあとに・・・」とありました。こうしたメッセージがあると日本人はまず見ることをためらうと思います。そして、映画を見た後、このメッセージは映画の本質でなく、単なるスポンサーから・・・?

以前も書いたように小説「風立ちぬ」のヒロインは節子で油絵を描く少女で、小説「菜穂子」はアクティブな雰囲気を持った人妻でした。「風立ちぬ」は一人称で書かれた、『私』の目に映る写実や想像で描かれた少女の心象風景で、詳細な描写に作者の詩的な冒険が隠されています。

一方、菜穂子は淡々とした日常描写の中で、独断的な判断が続く、ドストエフスキーの訳文的な文書です。「風立ちぬ」では森や草や、その間に立つ風やその微妙な気配を描写した堀辰雄が、登場人物の独自性を描けていないと、三島由紀夫は酷評しています。三島は「風立ちぬ」を評価していたため、「菜穂子」に失望したようです。

堀辰雄の少し後輩に宮崎監督が影響を受けたとされる堀田善衛がいて、同人誌「驢馬」の仲間に中野重吉、佐多稲子らプロレタリア系の文学者がいます。当時は私小説の全盛期で、太宰治の大正デカダンスの残影がある中で、「貧しい国」が帝国主義に向かう時代でした。

アニメ「風立ちぬ」のストーリーに大きく触れずに感想を言えば、関東大震災の天地が揺れる描写とその渦中に蠢く人々のあまりの多さです。大正時代にも東京は都会で多くの人達が地方から職を求めて集まっていたことが伝わってきます。

そして、もうひとつ、長野の高原に建つサナトリウムとその養生風景。自然だらけの寂しい空間に、病院で一番重篤な患者が息を引き取る気配が廊下を走る足音から聞こえ、次は・・・と怯える臨床感が表現されています。

ディフェンスとオフェンス。

飛行機は空を飛びたい人間の「夢」であり、便利なもの、しかし、新しい技術は攻撃の武器に武器となる「矛盾」、そうした矛盾を繰り返しながら、今を、そしてこれからを「生きめやも」と。

そして、常に攻撃する姿勢は勇ましく見えますが、守るものを守りえる力があるのか、の象徴が大震災で焼け野原になった東京であり、戦争で廃墟と化した東京でした。

肺結核に侵された患者は既に自分さえ守ることはてきません。攻撃がいくら強くとも、帰る場所、故郷がないと、如何に優秀で美しいゼロ戦であっても、「一機も戻ってきませんでした。」

そして、「菜穂子」は「一番美しいときを見てもらいに来たのですね。」

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