所沢LBS 行政書士の事業承継 遺言 相続 離婚

アクセスカウンタ

zoom RSS 建設業が立ち直るために知るべき現実(カネ)

<<   作成日時 : 2013/02/22 11:49   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

建設業の経営者たちは異口同音に「銀行との付き合い方が一番難しい」と言うそうです。何故でしょう?多分に親を含めた環境に影響しているのでしょうが、子供の頃から身体を使うことが好きな子と勉強することが好きな子に区分することが出来ました。

農業、漁業、林業と同じように建設業は個人事業を承継する傾向があります。離れられない土地や地元との関わりが深く長じても生家を守り、経験を積み重ねた「たたき上げ」の職人気質があります。一方、銀行に就職するためには勤勉・真面目で、変化へ順応し、周りと協調できる優等生的な特性が求められた気がします。また、銀行員は3年前後で転勤し担当が替わってしまいます。よって、両者は子供の時からこと異なる人生観が存在しているのかもしれません。

銀行取引を始めると強く実感できることは、銀行へ預金するときと、逆に借入するとき、立場が全く違うことです。その違いを一言で云えば「債権(者)・債務(者)」です。

銀行へ預金するとき債務者は銀行で債権者は預金者になります。一方、借入するときは債務者は借入人になり銀行は債権者になります。また、債務者企業の業績が悪いと倒産確率に基づき適用金利を高くしてきます。業績が悪い企業は儲けがないため余剰キャッシュフローが出なくなります。加えて、高めの金利を請求されることになります。

永年、メインバンク等と銀行取引をしていると好調期には必要に応じて貸付をしてくれましたし、商工会議所への紹介、ゴルフ会員権や生命保険等の情報を入れてくれました。その購入資金も銀行が用意してくれました。業績が好調な取引先は返済能力と担保余力がありますから、銀行としても貸付がしやすいので「晴れた日に傘を貸す」ことが出来るのです。

しかし、業績が悪化し余剰キャッシュフローが出なくなると借入金の返済が出来なくなってしまいます。融資を受けていても約定どおりに返済しているときは債権債務の関係はイーブンですが、返済が滞るようになると一気に債務者の立場の弱さに気付かされます。新規の受注工事が発生し銀行に追加融資を申込しても既存借入に延滞があると特別な事情がない限り追加融資を受けることが出来ません。

何か担保に差入するものがないか貸借対照表を眺めても見つかる筈もありません。それどころか既存借入に際し差入していた担保資産の簿価は時価と比較し随分高い(含み損)ことを再認識することになります。また他の勘定科目にも損失処理をしていないものがいくつもあったりします。債務の返済が出来ないとき、つまり「雨が降り出すと傘は貸さない」のは当然で、むしろ貸していた「傘を返せ」となってしまいます。これは銀行に限らず、様々な取引の基本と云えます。

銀行員は転勤等で頻繁に替わります。取引当時、事業や融資の相談に親身になって接してくれた銀行員も替わり、事業主の経営理念や特長および気概を知っている銀行員が取引支店には誰もいなくなってしまったという事象は多くあります。日頃から決算報告だけでなく経営者自身が定性面を含めた事業方針等の説明を行って来たかが重要になるのです。

銀行は取引先の経年の財務分析と債務者区分等の自己査定を実施しています。よって利益率や回転期間に差異があると説得性のある理由を得ようと色々な質問をしてきます。窮境原因を探るのがその目的なのですが、粉飾も想定していることもあります(しかし、許容している訳ではありません)。この説明責任が経営者が一番難しいと思っているのかもしれません。

銀行より追加融資が受けられない、既にリスケ要請している等の場合は取引先との商事取引で運転資金が何時までもつか精緻な資金繰り表を策定することになります。そのためには保守的な売上計画と原価管理が必要になります。場合によっては実態貸借対照表にて含み損を特別損失するなどのシュミレーションを行うことで事業存続の可能性を自らの経営判断として認識し改善策や対策を講じるべきと思います。

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村

にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
レイバン メガネ
建設業が立ち直るために知るべき現実(カネ) 所沢LBS 行政書士の事業再生ー詩人の経済学 /ウェブリブログ ...続きを見る
レイバン メガネ
2013/07/06 00:47

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
建設業が立ち直るために知るべき現実(カネ) 所沢LBS 行政書士の事業承継 遺言 相続 離婚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる