「まきばの湯」の閉館につき思うこと

先日、先輩行政書士が埼玉県日高市にある、高品質のハム・ウィンナーを製造販売している「サイボクハム」で、美味しそうなランチを食べているとSNSに書き込みがありました。所沢から日高市までは車で約30分で行けます。

この「サイボクハム」は国際コンクールに出店し名誉ある賞を毎年受賞している、結構知られた工場店舗で、休日には観光バスも立ち寄る観光地になっています。ここの商品は少し高額ですが、訪問客は体格のいいお金がありそうな、幼児をつれた中高年が多い気がします。

お金はありませんが、お腹回りの体形だけがいい私もここの大ファンで15年以上も通い、常に中元歳暮はここの商品を贈ることにしています。ここのゴールデン・ポークと云う金色の豚は美味で、ウィンナーも一味違います。私の娘の一人はここのウィンナーしか食べない始末です。

その「サイボクハム」に温泉が出るようになり、2004年に天然温泉施設「まきばの湯」が新設され、毎年30万人を集客するようになりました。ここ20年の間に各地に入浴施設は出来ましたが、ここは天然温泉で豊富な湧出量と優れた療養泉があり、しかも露天風呂やサウナもあり、美味いゴールデン・ポークを食す飲食店もありますから、家族連れに大人気でした。

しかし、残念なことに、昨年晩秋、レジオネラ属菌の感染による患者が5名発症し、12月6日、公衆浴場法に基づく営業停止命令が出て休業となりました。その後、経営母体は循環式の濾過や塩素消毒、そして運営体制の改善策を検討しましたが、同地で食品を製造販売する会社であるがゆえに「事態の重大性を鑑み」閉館を決定したそうです(1/9読売新聞)。

レジオネラ属菌は温浴施設だけでなく家庭の24時間風呂でも見つかることがあり、毎年のように感染報告があるようです。もともと土壌の中にあり人肌の温度に生息し、その菌を含んだ細かい水滴を吸い込むことにより感染するそうです。(人から人への感染はないそうです)

この素早い経営判断は評価できると思います。経営母体は「食を扱う会社としてもう一度問題が起きると会社が立ち直れなくなる」(同社幹部 読売新聞)との見解は妥当と思います。但し経営的には特別損失を抱える訳で同社従業員の雇用にも影響が出るかもしれません。

日高市の「サイボクハム」本店周辺は道路も整備され、駐車場も増え、近くの養護施設の学生を雇用したり、多数の交通整備員を配したり、また地元の新鮮な農産物を安く販売するなど、地元における貢献度がある会社だと思っています。

今後、閉館した施設をどのように業態転換させるのか、日高市だけでなく埼玉県もどのような対策を講じるのか、気になります。同社の経営状況について私は全く知りませんが、特別損失を最小限に留め、計画的に処理してもらいたいと願っています。しかし、そのためには地元の人達が同社の存在をどう思って来たのかが、一番大事なことかもしれません。

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