サービサー交流会に参加して来ました No.2

冬のクリスマスムードで華やかな銀座で開催されたサービサー交流会に参加して来ました。今回も40名相当のサービサー関連の人達が集い、立食でお酒を飲みながら、情報交換や意見交換を通じ親交を深められるソフトなパーティーでした。

冒頭、協会より「UFJ債権回収」が法務省より業務改善命令が出たと云うショッキングな話がありました。「従業員による弁済金の不正受領(法務省リリース記事)」があり、直ぐに「発見されず継続していた」ため、業務運営態勢と法令遵守態勢の不備があるとしています。

業務改善命令が出た場合は、改善対策を一月で提出し、その実施状況を3ヵ月毎に提出することになっていますが、通常はサービサー法での取扱債権の適合性や法定帳簿、貸金債権の利現法引き直し等の実務的な指摘が多かったのですが、今回は所謂「従業員の不正」がズバリ対象となっています。

この種の事件はサービサーに限らず全ての産業、官公署でもほぼ日常的に発生しています。当該会社の内部監査や相互管理体制が牽制機能を果たしていなかったようですが、法務省は許しくれません。金融円滑化法出口戦略としてサービサーの出番が近づいている時期に業務改善命令が出るのは残念です。

しかし、コンプライアンス重視の時代ですから、取引金融機関や取引先は業務改善命令が出たサービサーに対する取引の中止(入札停止、委託の解除等)を実施することがありましたから、今後の動きが注目されます。なお、UFJ債権回収は商業用不動産投資や債権投資を10年前から行っているUFJという日本の会社と関連があり、役員の多くは兼務のようです。

金融機関の不良債権処理に際し、サービサーに売却する場合、担保付債権(商業用、住宅)、無剰余債権、無担保債権、小口個人向債権等に分けて、夫々につき3~5社程度の競争入札が行われますが、最近は不動産競売落札価格が上昇傾向にあるようです。

このため不動産系のサービサーが積極的に参加している話も聞きます。一方、金融円滑化法で金融機関の債権譲渡が激減した煽りを受け、この間、高値買取したサービサーの苦戦も聞かれます。いよいよ3月の決算期を見据えた各社の経営戦略が顕在化してくる訳ですが、入札参加社の顔触れに変化が出てくる可能性もある気がします。

また、総選挙で自民党優勢の予想が高く、民主党政権化で果たせなかった、サービサー法改正への声も高まってくるでしょうから、不良債権処理の即効性があるサービサーの活用が進むことを期待している次第です。そのためには、金融機関もサービサー営業担当者から不良債権処理スキームをヒアリングするとか、逆にサービサーも金融円滑化法の出口戦略につき金融機関の考えをウォッチする必要があると思っています。

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