所沢LBS 行政書士の事業承継 遺言 相続 離婚

アクセスカウンタ

zoom RSS 建設業のビジネスモデルを理解するために

<<   作成日時 : 2012/08/11 18:50   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

8/10 お盆休み直前の銀座で中小企業診断士の建設業専門工事部会研究会に参加して来ました。今回のテーマは中小建設業の経営戦略シュミレーションゲームで営業(入札)、施工(現場監督、人繰り)、入金そして会計決算までの流れを知るためのビジネスゲームです。

これは経営コンサルタントが中小企業の建設業者向けに、その会社の各部門の責任者を集め、工事落札した場合、ランク付けされた工事部員の配置で売上原価が変動し、また工期が長くなる等が想定されており、また資金回収も官庁・民間の工事では相違するなどの仕掛けがあり、工事現場の人繰りだけではなく人材の育成が収支にも直結するため、ケームの中で、損益や資金繰りにどう影響するかを理解し共有するための研修教材です。

特に、建設業は工事の完成を請負いますが入札価格が完成工事高(売上)でそれ以上売上が増えることはまずありません。後は原価や経費を効率的に抑え利益を得る仕組み作りが重要になります。

発注者は建築物の完成までの初期投資とその後の運用コストを想定し入札価格を決めるのでしょうが、建設業界が元気になるために、特に官庁工事は運用コストを必要最低限まで削減し、削減した部分を初期投資、つまり入札価格を上昇する政策が必要な気がしました。

しかし、通常は入札価格が低いところが落札しますから、発注者が落札額が高くてもいいですよといくら言っても入札者は競争に勝つため安くなるように努力してしまいます。落札しないことには保有する設備も人員も稼働させることが出来ません。また設備投資の減価償却や役職員の人件費や営業コストは常に発生していています。

経営者は設備や工事部員等のラインを動かすため、また社員の雇用を維持するため、少しの赤字で済むのであれば採算割れの価格で入札に参加することがあります。特に資金繰りが厳しい会社は工事開始時に支払われる代金を狙って赤字受注を請負うこともあるようです。決算が赤字でも資金繰りが続けば会社は倒産しません。

建設業は完成工事が会社の実績となり社会的な信用に繋がります、また工事完了の運用管理やメンテナンスにも関与することが出来れば、所謂、総合取引を考慮する考え方もあります。よって、場合によっては赤字受注もやむを得ないと思われます。しかし、それが続くと手元資金が減少し最後は枯渇してしまいます。

大震災後の東北地区で工事部員の人件費や原材料費が高騰たため、官庁工事の入札が流れ、入札価格を上げた再入札が開かれたそうです。こうしたことが定着すれば赤字受注は減るかもしれませんが、談合は禁止されていますので、過剰供給の構造が続く以上、赤字受注でも落札する建設会社は出て来ます。

3年前、日本郵政の公共施設入札が実施されたことがありました。「かんぽの宿」や官舎等の79施設を競争入札にかけ第一回目は7社が入札に参加し、最終的に大手リース会社のオリックスが落札することになったのですが、政治家やマスコミからも批判の声が上がり落札は実現されませんでした。

これは施設の価値、つまり資産の入札ですので、譲渡する入札価格は高い方がいい訳ですが、当時はその価格が安すぎるため、国民共有財産の私物化や政治的な癒着があるのではと報道されていました。しかし、何故安い価格になったのか、それを吟味した指摘は少なかった気がします。

公共物は社会的なインフラであり収益物件ではないケースが多くあります。また転用が難しい強固な物件も多く存在します。取り壊すだけでもかなりのコストがかかります。またその施設で働く従業員の雇用継続も必要になります。

しかし、土地の価格にしても建物の現在価値にしても収益還元法の考え方は基本です。価格が安くなったり場合によっては備忘価格になったりするのは現在の構築物からは継続的な余剰キャッシュフローが生まれないからで、その改善を図ろうとすれば人件費や維持管理費或いは助成金等のランニングコストを縮小させねばなりません。

よって、特に官庁工事の原資は税金ですから、効率的な運営で完成後の運用コストを最小限にする等、国民目線と景気刺激を強く意識した発注を期待したいと願っています。

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村
にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
建設業のビジネスモデルを理解するために 所沢LBS 行政書士の事業承継 遺言 相続 離婚/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる