行政書士は一匹狼で戦えるか?

私が行政書士資格を得たのは昭和53年で34年も前のことです。。
当時の試験はあまり難しくなかった気がします。

親族の紹介で陸運局内に事務机が空いているからそこで仕事を始めたらと誘われましたが、当時の事務所は暗いイメージでしたので、馴染めそうもありませんでした。

まだオイルショック直後の成長期で伸び盛りの産業もたくさんあり、そちらで大きな仕事、例えば億単位の取引をしたいという願望がありました。特に博多は「暗い」を拒否する楽天性が強い街で、かつ「支店経済」と言われる転勤族も多く、一度は東京に出ようとする若者が溢れていました。余談ですが、九州人は「失敗したら田舎に戻ればいい」と考える人種で、「二期作」「二毛作」文化が根底にあるようです。

それから、就職して、今年、私が行政書士になるまでの間、行政書士の先生と仕事を一緒にすることも、お会いすることさえありませんでした。
「行政書士の世界」は、それほど縁がない世界でしたし、私にとっては浦島太郎の世界でもあります。

弁護士や会計士、中小企業診断士の先生たちが事業会社の従業員(所謂、社内弁護士etc)として修業しながら沢山活躍し、専門性を磨きながら、アウトソーシングをベースとした独立の機会を得ています。

しかし、行政書士はイソ弁ならぬイソ行しかなく、事業会社等の勤務者になれません。
何故でしょうか?
昔からの格式がある「士業」だから? ただ弁護士は出来ますね???

資格者が多すぎてクライアント側の行政書士が増えると発注が減るからでしょうか?
不況業種に共通する供給過剰なのか、需要喚起不足なのか、色々な理由がありそうです。

確かに行政書士業務は、不動産売買のような回転ヒジネスで賃貸のような継続フィーが少なく組織化が難しいとよく聞きます。一方、この30年間で各業界の専門度は幾倍も高度化していますし、時代や風潮の変化は3年位まで短縮化が進んできた気がします。

そうした時代に、専門性と時代適応力が求められる行政書士(他の士業も)が、一匹狼で戦える業務範囲は限定的に成らざるをえず、また、組織的な処理能力体制への集約・転換が難しければ、個々人の消耗戦の中で離脱することを繰り返すことになるのでしょうか? 
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